ITC取得年 | 2010年 |
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業種 | 経営コンサルタント業 |
所属組織 | 株式会社アイ・ケイ・シー |
活動エリア | 東京都、埼玉県 |
URL | https://www.ik-c.co.jp/ https://www.ik-c.biz/ |

現在のお仕事についてお聞かせください。
主に中小企業などのコンサルティングとその実務経験を活かした研修や講演を行っています。コンサルテーション・メニューは「顧客満足・集客・利益アップ」です。例えば、新規顧客開拓が課題のクライアントではマーケティング施策の立案、販促物の制作、ホームページの制作・運用などを支援しています。また、労働生産性向上に取り組まれているクライアントでの私の役割は業務ルールの見直し・再定義、システム要件定義、そのプロジェクト管理を支援しています。また、IPO準備を進めているクライアントでの私の役割は内部統制(J-SOX・IT統制)の整備状況の評価、運用体制の準備・構築、情報セキュリティマネジメントの構築などを支援しています。
ITC資格を取得した動機、きっかけについてお聞かせください。
会社勤めをしていた 40代のとき、中小企業の業務改革やIT導入に携わっておりました。しかし、経営者目線の発想が足りずにクライアントの経営者とは話が噛み合わなかったこともありました。そんな折、超上流工程からIT導入やIT利活用までを網羅したプロセスがあることを知りました。それが、当時のITCプロセスガイドラインだったのです。このプロセスを身に着ければ経営者の話がわかるようになるのではないかと思ったのが、ITC資格を取得したきかっけです。
ITC資格は、現在のお仕事にどのように役に立っていますか?
ITC資格を取得するときに学んだ「IT経営プロセス」はコンサルテーションを提供する時のマニュアルのようなものです。といっても、クライアントの経営課題は様々ですし、社長の思い、企業規模、関係者のスキルや人数も様々ですから、必要なプロセスをショートカットして活用することが多いです。そして、ITコーディネータ協会や異業種の仲間により仕事の幅が広がっています。
今後、ITCとして取り組んでみたいことについてお聞かせください。
IT利活用の分野が益々拡大するにつれて、ITCへの期待も増すものと考えています。例えば、従来の金属加工業の中小企業経営者はNC工作機械をどのように活用するかを日々考えます。しかし、ITをどのように活用するかを考えることはあまり無かったかもしれません。なぜでしょうか。従来のIT利活用は事務作業を効率化する側面が強く、中小企業経営者としては、事務作業の効率化は製品品質や生産コストと較べると重要度が低かった。。。。しかし、近い将来、IoT、ICT、ビッグデータ、AIの4つが融合して実用化され企業全体を支えていくことになるでしょう。その結果、多くの物事の因果関係が見える化されることでしょう。私はITCとして、経営者が欲する「何を見たいのか」「如何に見たいのか」を経営者とともに探求していきたいと思いますし、そのような立場で取り組めるよう考えています。
ITC資格取得を検討している方へメッセージをお願いします。
資格取得を通じて知らない知識や理論、新たな考え方や違う考え方に出会えます。その際、これらの存在に気づくことが大切で、気づかないとそのままです。今後のあなた自身の向上は気づきから始まるといっても過言ではありません。ぜひITC資格を取得して、多くの気づきを得ようではありませんか。