ITC取得年2002年
業種IT経営コンサルティング
所属組織株式会社ARU
特定非営利活動法人ITC中部
活動エリア講演・研修講師:全国
IT経営コンサル:
愛知県、岐阜県、三重県、静岡県
URLhttp://www.aruinc.jp
https://itc-chubu.sakura.ne.jp/
水口 和美

現在のお仕事についてお聞かせください。

電機メーカー勤務を経て、通信機器メーカーのベンチャー企業を立ち上げ、そこで社長業を体験した後、1999年、放送・ネットワーク専門会社を創業、代表取締役に就任し、放送・通信・インターネット業界に多くのソリューションを提案しました。  

また、2004年には、中堅・中小企業のIT経営コンサルティングの専門会社「株式会社ARU」を立上げ代表取締役に就任、ITコーディネータ・中小企業診断士として経営とITに関する中堅・中小企業専門コンサルタントとして活動しています。

ITC資格を取得した動機、きっかけについてお聞かせください。

ITC制度が開始された当時にインストラクターの募集があり、中小企業診断士の資格がありましたので、15日間のインストラクター研修に参加、この時出合った「IT経営推進プロセスガイドライン(当時はITCプロセスガイドライン)」に感銘を受け、それ以来18年間に亘り、ITCインストラクターとして多数のITCを誕生させるとともに、ITCとして支援する多くの企業のIT経営推進による経営改革を実現してきました。

ITC資格は、現在のお仕事にどのように役に立っていますか?

現在の仕事は、IT経営コンサルティング、金融機関の経営者研修、個別企業の幹部研修、支援機関のITセミナー講師などで、これらの仕事は全てIT経営の実現でありITCのバイブルである「IT経営推進プロセスガイドライン」に基づいています。また、IT経営コンサルや各種研修は数人でプロジェクトを組んで実行することが多く、同じ志を持ったITC仲間と協働体制を構築しています。

今後、ITCとして取り組んでみたいことについてお聞かせください。

私の第2創業として考えていることがあります。経営者としてITCとして、そして創業マネージャーとしての経験を活かし、中小企業経営者の真の悩み事を解決する「サードプレース(民でも公でもない)」の支援センターを、仲間と一緒に、立ち上げてみたいと構想しています。

ITC資格取得を検討している方へメッセージをお願いします。

企業の経営者は、DX:デジタルトランスフォーメーションへの対応の必要性を感じています。

DXとは「デジタルによる事業構造などの変革」を意味し、IoTやAIなどを活用して新サービスや新ビジネスを立ち上げたり、既存事業の在り方を抜本的に変える取り組みを「今」始めなければ生き残れないという危機感があります。

この重大な時期に企業経営者をIT経営で支えるITCを、各企業(ユーザー企業)に最低1名以上創る必要があり、現在6,300名のITCを5年間で20,000人にする「ITC 2万人プロジェクト」を立ち上げ実行に移しています。特に大学新卒者の得意技のひとつとしてITC資格を取得してもらう計画です。